「うまくいかない」ってのは、ありのままの自分をうまく出せていないからかも。

私はコールセンターで、7.5時間フルタイムで働いています。
当然ながら、調子が良い日と悪い日があります。

「そんなの誰だってそうでしょ」と思うかもしれません。
でも、そうじゃない人も実際にいるんです。

私の職場には、いつもノルマの140〜200%を達成してしまう、驚異的なトップアポインターの友人がいます。
彼女は、日常でも仕事中でも、常にブレずに“自分”であり続けている人。

特別な事をしているんじゃありません。ただいつ話しても声のトーンやテンション、気分が安定しているだけ。

でも、それだけで安心感や安定感が抜群に在るんですよね。だから結果につながっているんだと思います。

その姿を見て私は気づきました。

「波があるのが当たり前」じゃない。
そして、何かを本気で成し遂げたいなら、
この“調子の波に左右されない在り方”は絶対に克服すべき課題だと。

もちろん、夢を追っていない人にとってはそこまで重要じゃないかもしれません。
でも、どうせ生きるなら——
“できるだけ調子の良い自分”でいられた方が、きっと気持ちよく過ごせるはず。

でも私は、どうしてもブレてしまう。
日によって、声の調子や言葉の届け方が全く変わってしまうんです。

調子が良い日は、
声の響きが柔らかく、お客様にも自然に寄り添えます。
でも悪い日は、呼吸が浅くなり、焦りが声に乗ってしまう。
まるで“自分の声”じゃなくなる。

「自分主体の押し売りトーク」になってしまったり、
体に力が入りすぎて、聞いていてしんどい声になる。

——これ、私にとっては致命的なんです。

なぜなら、私は声優になると決めているから。
自分の“声”を武器にしていく人間にとって、
素の声を出せない=最大の弱点だからです。

「素の自分」の価値と、そこに戻れない現実

過去にボイトレを受けたとき、講師の先生はこう言ってくれました。

「声を作らなくていい。そのままで素敵だから。」

私はその言葉に救われたし、希望をもらいました。

現に調子が良いと思った時も、声を作らずそのまま発声する時が一番は手応えが在るんですよね。

さっきのトップアポインターの彼女の評価の時もブレないから安心感、安定感が感じるってほどに、素の自分は相手に安心感や安定感を与えさせるんです。

でも……
それを貫き通すことは、想像以上に難しい。

文章を読むとき。セリフを言うとき。誰かに聞かれるとき。

「しっかり読まなきゃ」
「キャラっぽくやらなきゃ」
「ちゃんと伝えなきゃ」って、つい考えすぎてしまう。

結果、声が固くなって、自分らしさが消えていく。

自分がブレる“原因”

私の場合、その根本にあるのは:

  • 「うまくやりたい」っていう見栄と焦り
  • 「こう思われたい」という承認欲求の強さ

ストイックって言われることもあるけど、
実際は、ただ欲深くて、“望んだものを手放したくない”から頑張ってるだけなんです。

でもその気持ちが強すぎて、逆に空回りしてしまう。

だから、どれだけ素の自分を認めても、
本番になるとまだ「ブレる」んですよね。

ブレを乗り越える“俯瞰”という技術

最近、少しずつですが、あることに気づくようになりました。

それが——
「自分を俯瞰する」ことの大切さ。

私がブレる時って、たいてい感情が過剰に入りすぎて、頭が働かなくなってるときなんです。

「うまくやりたい」「失敗したくない」「ちゃんと伝えなきゃ」
そう思えば思うほど、考えすぎて視野が狭くなる。

そして、自分らしさが消えていく。

でもね、そういう時に「どうにかしよう」としてしまうと、
さらにドツボにハマる。

変えようとすればするほど、苦しくなるんです。

じゃあ、どうすればいい?

答えはすごくシンプルで、
ただ“観察する”だけでいいんです。

「今、体に力入ってるな」
「焦ってるな」
「視野狭くなってるかも」

そうやって、ただ客観的に自分を眺めるだけ。

修正もしない。
変えようともしない。
ただ、状態を把握するだけ。

すると不思議と、少しずつ力が抜けていくんです。

「俯瞰する」ことは、楽観することに近い

俯瞰するって、
単に「冷静に分析する」ってことじゃなくて、
一歩引いて、“まあいいか”と思える余白を持つこと。

「今ちょっと視野が狭くなってるけど、それも人間らしいな〜」くらいでいい。

それだけで、感情に呑まれずに済む。
安心感や安定感を抱いてもらえやすいし、何より自分の気持ちが楽なんです。

気にしすぎないってだけでかなり楽になる

もちろん、今でも何度もブレます。
気づいたら雁字搦めに考えて、勝手に焦って、声が固くなってる自分にハッとすることもあります。

だけど——
昔みたいに「なんでできないの…」って自分を責めることは少なくなりました。

むしろ、「あーまた力んでるな」「今ちょっと視野狭いかも」って、
気にしすぎずに受け流せるようになったことで、気持ちがラクになったんです。

完璧にはできていない。
でも、「この状態から抜け出せなくても大丈夫」と思えるようになった。

それだけでも、私にとっては大きな変化でした。

自然体でいることって、頑張ることじゃない。
うまくできない時もあるし、焦る日もあるけど、
それすら「まぁいっか」で流せるようになったら、少しだけ自由になれる。

これからもきっと、何度も空回るだろうけど、
自分に詰めすぎず、気にしすぎず、気楽に自分の夢に進んでいこうと考えを改めるきっかけになりました。

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